地図読みを身につけよう

地図読みのスキル向上のため、日本山岳ガイド協会が主催する読図研修会に参加してきました。参加者は全員ガイド。当然地図読みの基本は身につけている人たちなので、研修会ではフィールドでの読図が中心になります。2日間かけてやったことは、地形図上にあらかじめ設定したウェイポイント(経由ポイント)を設定し、山に出て実際の地形を見ながら設定したポイントを判断するというものでした。
ウェイポイントは顕著な地形(尾根や谷、コル、急な登り下りなど)や、目標となる対象物(林道や送電線、植生、見える山)を選んで設定します。しかし、そこはガイドの研修ということであえてわかりづらいポイントも設定されました。その地形図が下の画像(左)です。
AからVまでのポイントは、参加者みんなで決めました。そのあと各自、地形図を見やすいように尾根や谷に線をひいたり(黄色が尾根、ピングが谷)、目印となるものの方位角を調べておいたりして準備しました。
翌日、みんなで交代しながらAからVをだとります。目的のポイントに到達したら、なぜそこかがそのポイントなのかを説明し、みんなで検証します。その結果が画像(右)です。これは私のガーミンGPSのログをマッピングしたものです(検証のためにその場に滞留したので、線が玉となっているところがポイントだとわかります)。2カ所あるXマークは間違えたところです。さすがガイドの集まり。それ以外は見事にピッタリ、設定したポイントに到達しています。本当に分かりにくいところもあります。そういうポイントに対しては、高度や歩いたおよその距離、進行角度の変化など、さまざま情報を現在地の判断材料とするのです。勉強になりました。
武堂登山事務所では、この冬、皆様にこうした読図のスキルを身につけていただくための講習会を実施いたします。講習会は基礎編(地図の読み方、コンパスの使い方を机上講習、フィールドでの地形の照合)と、実践編(現在地を確認しながらの登山およびナビゲーション)の2部構成を考えています。詳細は別途、ホームページでご案内いたしますので、興味のある方はぜひご参加ください。

Screenshot