モンローリップ

先日、上州武尊山にツアーに行った時、モンローリップ(マリリン・モンローの唇)と呼ばれる苔を見つけました。正式には「イオウゴケ」と呼ばれる地衣類の植物だそうですが、私はわからずにお客様に教えてもらいました。モンローリップという名前は聞いたことがありましたが、まさかこんなに小さく、遠目にはただの赤いキノコに見えていましたが、近づいてみると確かに、マリリン・モンローの赤い唇のようでした。

地衣類は菌類と藻類が共生した植物(?)ですが、光合成のできない菌類の代わりに藻類が光合成をして栄養を作っているそうです。地衣類と聞くと、森の木にとろろ昆布のようにぶら下がっているサルオガセを思い浮かべます。また、木の幹に迷彩柄の模様(ブナに多い)が見られることがありますが、これも地衣類です。

モンローリップが地衣類だということも知りませんでしたし、こんなに可憐で小さいものだということも初めて知りました。