これまでいろいろな登山靴を履いてきました。昨年から履いている登山靴がモンチュラの「ヤルテクノGTX」です。このシューズは、岩を登るクライマーが岩場まで歩いて行くときに履くアプローチシューズという位置付けですが、3000m級の高山をアタックするときの登山靴としても秀逸です。
まず、岩場を意識したシューズだけあり、ヤルテクノGTXはグリップが素晴らしいです。高山には必ず岩場やゴツゴツした岩稜歩きがあります。そのときの安心感はこれまでの登山靴の中でも最高クラスです。ソールはもちろんビブラムですが、足にフィットした形状のため、まるで足袋を履いているかのようなグリップです。
次に、足にフィットして軽いシューズなので、軽快に歩けます。たいていの登山靴は足を守るために硬くゴツい形状です。アプローチシューズという位置付けは、トレランシューズの動きやすさと登山靴が持つ足を保護する機能を兼ね備えています。
この1年、ヤルテクノGTXを随分酷使してきました。すでにカカトのあたり、ソールが剥がれかけています。残念ながら、ソールの張り替えには対応していません。山行中のソール剥がれはとても怖いので、新しいヤルテクノGTXを注文しました。私の山行ペースで耐久性は1年、正直コストパフォーマンスはいまいちですが、このゴールドのヤルテクノGTXは普段使いで活躍してもらいます。